2014年12月12日金曜日

セルビッチデニムついて


今回は新作のセルビッチデニムについてもう少しつっこんでご説明させていただきたいと思います。

パンツのシルエットに好評いただいておりますセーブルクラッチですが、この新作のセルビッチデニムについては少々注意が必要です。

なぜならばノンストレッチなので伸びないからです。しかもスリムなのできつい。
もちろんサイズや体型にもよりますが、ジャストサイズで穿いた場合、正直言って穿き辛いです。最低でも2週間くらい穿かないとしっくりきません。

でもこれは当り前の事で、そういうのもひっくるめて「デニムを育てる」という事なのです。自分のものにするというか。

ストレッチデニムは体型に勝手に合わせてくれますがノンストレッチはそうはいきません。何日もかけて自分の体型に合わせていくのです。

それどころかヘタに洗ってしまうと縮んでしまったりします。
(縮みやすいという事ではありません。この辺の話は後程。。。)

35才以上の僕ら世代はデニムを育てるっていう感覚は普通の事だったと思います。
それ故にそれぞれのデニム哲学みたいなものをお持ちでしょうと思います。
しかし10代20代の人達はデニムを育てるっていう感覚が無いというか解らないのではないのかなと感じます。デニムを育てる?は?ウケるんですけど!的な。 そこまでは思ってないか。

でも多分、デニムの入口(初めて穿いた)が加工物のストレッチデニムとかが普通でしょうし、僕らが若かった頃とは比較にならないくらい良いデニムに囲まれている訳ですから。

実際にセーブルクラッチでも一番売れているのは加工物のストレッチデニムですし、セーブルとしても一押しの商品だし、最近僕がずっと穿いていたのも加工物のストレッチデニムです。 
スキニーだろうが何のストレスも感じません。
肝心の加工の表情も、買った瞬間にカッコ良く履ける様に作っているので良いに決まっているからです。

それではなぜこんなに新作セルビッチデニムを押してるかというと、そりゃもう単純にカッコイイからです。セルビッチにしかないオーラを纏っているからに他なりません。

ただストレッチに慣れてしまっているとどうしても違和感を感じてしまうのでは?と思い長々とご説明させていただいている訳です。


さて、それではどう育てりゃいいの?って事なんですが、ただひたすら穿いてくださいとしか言い様がありません。。。 答えなんか無いのです。 1年後、5年後にこのデニムがどうなっているのか。それが答えだ! なのです。

先にも話しましたが、デニム哲学はそれぞれなのです。

ただそれだとあまりにも無責任なのでちょっとした注意点をいくつか。。

まず丈詰め(裾上げ)する場合は買ってすぐには丈詰めせずに、できれば1ヶ月位そのまま穿いて、一度洗ってから丈詰めするのをお勧めいたします。

面倒くさい方は希望の長さより2cmくらい長めで丈詰めしてください。
洗ったら縮んでちょうどいい位だと思います。洗濯の仕方にもよりますので一概にはいえませんが、おそらく、多分、大丈夫です。

と、書いてはみましたが、う〜ん、デニムのこういうウンチクって難しいすね、答えは無いと言いましたが、こうした方が良いよっていうことはあるし、本当はこうなんだけど俺ならこうしちゃうけどねってこともあるし、何がなんでもこうしなきゃいけないってことは無い訳で。
でも俺流はこれだぜ的な事ばかり書いてこいつ解ってねーなとか思われるのもプンプン丸だし、教科書的な事書いてマジメかっ!って思われんのも嫌だし。。。
ってどうでもいいか。

では次回は俺はこうしてますよ的なお話ができればと思います。ではでは〜。
















2014年12月10日水曜日

新作セルビッチデニム!

ほんと何年か振りにインディゴのデニムを履いています。
その昔、デニムはブラックデニムしか履かない!と勝手に宣言し、しかもその宣言も心の中で叫んでいただけなので、周りの人からはアイツはいつも同じパンツを履いていると思われていた事でしょう。
実際には同じデニムを3本ローテーションして履いているのですがそんな事はいちいち説明するのも面倒なので笑ってごまかしていました。

ではなぜそこまでして拘っていた宣言を取り消してまでインディゴを履くに至ったのかというと、新作セルビッチデニム!を作ったからに他なりません。

シルエットはセーブル得意のスリムシルエット。セーブルクラッチのデニムを一度でも履いていただいた事のある方には納得のシルエットとなっています。
まだ履いた事ないぜ!って方はこの機会に是非お試しください。

ここでデニム通の方は、ん?んん?と思われたかもしれません。
スリムでセルビッチってどういうこっちゃと。
先細りになったら耳(セルビッチ)ちゃんと出せんのかいと。

さすがです。鋭い。そうなんです。そこなんです、ポイントは。
説明するとすごく長くなってしまうのでものすごくざっくりいうと、通常パターンを作る際に両サイドの脇(セルビッチ側)のラインを調整していくのですが、こいつは内股のラインを調整してスリムなシルエットにしているのです。そのお陰で両サイドの耳(セルビッチ)のラインをキープできている訳なのです。

すごく簡単に説明いたしましたがそこにはパターンナーさんのセンスと努力と多少の愚痴の結晶なのでございます。

他のこだわりといたしましては、生地はどこどこのなんちゃら、ファスナーもオリジナルのなんちゃら、ステッチも細かいピッチでなんちゃらと色々あるのですが、その辺のご説明はまた次の機会に。。。

なんといっても今回の最大の売りはこのクオリティでなんと¥13,000税抜であるということなのです! あまり値段を強調したくはないのですが、強調せざるを得ないこのプライス!なんという企業努力なのでしょう!お値段以上この上ない!この感動プライスレス!



さて、話は戻りますが、ほんと何年か振りにインディゴのデニムを履いています。
それは実際履いてみての色落ちの経過を見たいからです。
ほんと久しぶりにデニムを育てる事になりました。
長い時間が掛かると思いますが楽しみがまた一つ増えました。

只今ZOZOTOWNにてご予約受付中ですので皆様も是非お試し下さいませ。
下記リンクよりお越し下さい。

それではよろしくお願いいたします。
次回のご報告をお待ち下さいませ!